Windowsの起動時間を短縮するための5つのティップス - (page 2)

文:Michael Kassner (Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2011-01-28 08:00

#3:不要なフォントを削除する

 Windows XPであれWindows 7であれ、起動時に200種類以上のフォントがロードされるようになっている。また、Office製品がインストールされている場合、その数はさらに増えているはずだ。これだけのフォントすべてが必要なのかどうかを自問してほしい。答えがノーである場合、不要なフォントは削除してしまおう。これだけでコンピュータの起動時間は短縮されるはずだ。

 不要なフォントを削除する方法は2つある。現在は使用していないものの、今後も使用しないと言い切れないフォントについては、別のフォルダに移動してしまえばよい。一方、絶対に使用しないと言い切れるフォントについては削除してしまえばよい。Windows XPユーザーはこのページを、そしてWindows 7ユーザーはこのページを参考にしてもらいたい。

#4:WinPatrolを利用する

 WinPatrolは、筆者にとって絶対に手放したくないサードパーティー製アプリケーションとなっている。このアプリケーションは、ホストコンピュータをセキュアにしておくうえで役立つだけでなく、起動の最適化を行うこともできる。WinPatrolを起動したら、[Startup Programs]タブと[Delayed Start]タブ、[Services]タブに注目してもらいたい。

 [Startup Programs]タブには、コンピュータの起動時に開始されるすべてのプログラムが表示される(図B)。これらのプログラムはすべて必要なものだろうか?見慣れないプログラムがあった場合には、それを選択してハイライト表示させ、[Info]ボタンを押下してほしい。すると、該当プログラムに関する説明が表示されるはずだ。それが起動直後には不要だと判断できるのであれば、無効化すればよいわけである。

図B 図B

 [Delayed Start]タブ(図C)は、筆者のような人々のためにあると言ってもよいだろう。すなわち、迅速な起動を望んでいるものの、手動でプログラムを開始しなければならないとなると苛立ちを覚えるタイプである。筆者のマシンでプリンタとスキャナの起動を遅延させた場合、起動時間を5秒近く短縮することができた。

 なお[Delayed Start]タブでは、遅延時間、およびアプリケーションを起動する際のウィンドウの大きさ(通常/最大化/最小化)も指定できるようになっている。

図C 図C

 サービスの数の多さや、サービスが実際に行っていることを考えると、圧倒されてしまうという人もいるだろう。そういった場合、WinPatrolの[Services]タブが力になってくれるはずだ。よく分からないサービスがあれば、それを選択してハイライト表示させた後、[Info]ボタンを押下すればよいのである。これで新たなウィンドウがオープンし、登録されている情報がすべて表示される(図D)。この機能がいかに役に立つのかについては、次のティップスを読んでもらえれば分かるはずだ。

図D 図D

 WinPatrolには、「List non-Microsoft Services only」(Microsoftのサービス以外を表示する)という便利な機能もある。このオプションをチェックすることで、Windows固有のサービスがすべて非表示となるため、サードパーティー製のアプリケーションだけを取り扱えるというわけだ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  4. セキュリティ

    「iPhone」の業務活用を促進!セキュリティ対策で必ず押さえておきたいポイントとは?

  5. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]