さくらインターネットのサービスが東日本大震災への支援策を講じていることを、同社社長の田中邦裕氏がブログで明らかにしている。
サーバがなくて困っている方を対象に、仮想専用サーバ「さくらのVPS」を勧め、申し込み後「だいたい30分くらい」で無料で利用できるとしている。無料期間中は2Mbpsの帯域制限があるため、カスタマーサポート宛か田中氏のTwitterアカウントを通して制限解除の依頼をすれば、無料期間中でも帯域制限を解除するとしている。
またとりあえずウェブサイトを立ち上げたいという方には「さくらのレンタルサーバ」を勧めている。このサービスでも30分くらいで無料で利用できるという。アクセスが増えすぎると「503エラー」が出るため、VPSと同様に問い合わせをすれば制限を緩和するという。
田中氏はまた、同社が公式にサポートしているものではないとしながらも、地方公共団体や電力会社、原子力関連機関など公共性の高いサイトをミラーリングしていることを明らかにしている。同社やインターネットイニシアティブ(IIJ)などの事業者側でキャッシュサーバに登録して、ウェブサイトの管理者がドメイン名に割り当てられたIPアドレスをウェブサーバからキャッシュサーバに変動するだけで、ミラーサイトを立ち上げられるとしている。
◇震災関連情報まとめ
【特集:東日本大震災】計画停電・応援・事業継続