ねこじゃらしは3月22日、東日本大震災の災害復旧支援の一環としてクラウドバックアップサービス「BackStore」の3カ月間の期間限定で無料で提供することを発表した。容量は10Gバイトで、6月21日まで無料で利用できる。3カ月以降は有償プランに移行することも可能だ。
希望プランで「震災用特別プラン」を選択することで利用できる。震災用特別プランは、データの保存先が沖縄の1カ所に制限される。申込状況によっては、データ転送速度が制限される場合があるという。
BackStoreは免震構造や無停電電源装置(UPS)、24時間365日の有人監視設備を備えた、沖縄のデータセンターにデータを遠隔バックアップするサービス。地震係数が低いという沖縄は大都市圏から物理的に離れていることで、データの退避先として最適という。
分散リスクモデルに基づいた世代管理や、ブロックレベルの重複排除機能を搭載し、WindowsやMac OS X、Linuxのマルチプラットフォームで動作する。専用ソフトウェアを一度インストールすれば、バックグラウンドで自動的に遠隔地にバックアップを取りつづけるという簡単なインターフェースで面倒な設定や管理は必要ないとしている。