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国内PC出荷、家庭・法人の両方でプラス成長--震災の影響脱す

ZDNet Japan Staff

2011-08-15 16:07

 IDC Japanは8月15日、2011年第2四半期の国内クライアントPC市場出荷実績値を発表した。個人向けと法人向けの両方で前年同期比プラスの成長を達成、震災の影響は同期でほぼ終息したと分析している。

 調査結果によると、2011年第2四半期(4月~6月)の国内クライアントPC出荷台数は、ビジネス市場が174万台で前年同期比2.4%増、家庭市場が203万台で同3.4%増となり、計376万台で同2.9%増だった。前期は震災の影響によりマイナス成長だったものの、今期は家庭およびビジネスの両市場でプラス成長となった。

 IDC Japanでは、ビジネス市場には震災の影響が残ってはいるものの、企業の需要が回復してプラス成長になったと分析。家庭市場は、PCの単価が下がったことで需要が刺激され、プラス成長になったと見ている。

 ベンダーシェアでは、上位3社の順位に変動はなかったが、前期5位のHPがデルを抜いて4位になった。ただし、両社のシェアの差は0.3%と拮抗しているという。

 NECは、前年同期比3.0%増のプラス成長。ビジネス市場では、教育市場で落ち込んだものの、中堅中小企業の需要が堅調で、2010年と同等の出荷台数を確保したという。また、家庭市場では「価格攻勢によってプライスリーダー的な役目を果たし」(同社)出荷台数を伸ばしたとしている。

 富士通は、前年同期比0.4%増と若干のプラス成長。ビジネス市場では、中堅中小企業の需要が堅調だったが、大企業、官公庁、教育市場で落ち込み、2010年の出荷台数を若干下回ったという。また、家庭市場では、デスクトップPCの出荷が寄与してプラス成長となった。

 東芝は、上位5社の中で唯一2期連続のプラス成長を達成。前年同期比15.5%増の2桁成長となった。ビジネス市場では大企業向けの出荷が堅調に推移し、家庭市場ではデスクトップPCの出荷増が寄与。両市場でプラス成長を達成した。

 HPは、前年同期比12.4%増の2桁成長を達成、前期の5位から4位に順位を上げた。ビジネス市場では大企業向けの出荷が堅調に推移、家庭市場ではポータブルPCの出荷が伸び、プラス成長となった。

 IDC Japan PC、携帯端末&クライアントソリューション グループマネジャーの片山雅弘氏は「東日本大震災の影響は、2011年第2四半期でほぼ終息したようだ」との見解を示した上で、「ビジネス市場では、震災により2011年上半期(2011年1月~6月)は、約39万台下振れしたとみている。だが、予断を許さない状況が続いている。欧米の経済の悪化により、円高が進むと企業は再び支出を抑え、PCの需要に悪影響を与えることも考えられる」と分析している。

 IDC Japanでは2011年第3四半期について、アナログ放送の終了に伴い、家庭市場で地デジチューナ内蔵オールインワンタイプのデスクトップPCの需要が喚起されると見ている。そのため、同社では出荷台数の前年同期成長率を4.1%増のプラス成長と予測。ビジネス市場は、欧米経済の悪化により円高が進み、出荷台数の前年同期成長率は0.9%増にとどまるとの見方を示した。

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