フリーランスは良いことずくめじゃない--10個の誤解を打ち砕く - (page 2)

Susan Harkins (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2011-08-30 07:30

#4:フリーランスになれば生産性が向上する

 だからどうだというのだろう?フリーランスになれば目の前の仕事に専念できるため、生産性が向上するというのは神話である。実際のところは、フリーランスになると労働時間が増加するため、生産量が増えるだけなのだ。しかも残念なことに、残業手当というものは存在しないのである。

#5:好きなことをして生計を立てているフリーランスの方が幸せだ

 筆者の好きなこと:孫の相手、ガーデニング、森の中を散歩しながら子どもたちにすべてのヘビが悪者ではないと教えること(いや、これは筆者の恋人募集用のプロフィールではない)。IT関係の仕事による収入があるからこそ、筆者は孫の喜ぶようなものやガーデニングに必要なものを買うことができるのだ。ただ、誤解しないでもらいたい。IT業界においてフリーランスで働いており、その仕事を心底楽しんでいるという人は筆者の周りにもたくさんおり、筆者自身もその1人である。とは言うものの、彼らのほとんどは、IT関係の仕事に情熱を持っているためではなく、市場価値の高いスキルを有しているがために、この業界に身を置いているのである(情熱という言葉とITという言葉は、同じ文章の中で用いるべきではない)。

 筆者は自らのスキルの可能性(そして限界)を念頭に置き、前向きな姿勢で仕事に取り組むようにしている。この点は筆者の強みであるが、会社勤めをしていたとしてもその姿勢は変わらないだろう。つまり、フリーランスで働くかどうかという話ではなく、筆者自身の性分に起因する話というわけだ。

#6:フリーランスの人々はパジャマ姿で働く

 筆者はのぞき趣味などないため、この神話を真っ向から否定することはできない。しかし筆者自身は、病を押して仕事をする時(つまりは仕事熱心というわけだ)以外、パジャマ姿で働くことなどない。パジャマ姿で働いているというジョークを言うことはあるが、あくまでもジョークである。筆者は歯を磨き、服に着替えるというけじめをつけたうえで1日の仕事を始めるタイプなのである(ただし、鳥の水浴び台に水を注ぐ時にはパジャマ姿だ。近所で囁かれている噂はウソではない)。

#7:フリーランスになれば自由が利く

 フリーランスで利く自由というのは、無一文になる自由しかない(これは筆者だけが主張していることではない。筆者自身も何度も耳にしている)。とは言うもののフリーランスになれば、作業習慣を微調整する程度の自由は手に入れることができる。日の出から日没まで働くこともできれば、日没から日の出まで働くこともできる。また、月曜日から日曜日までを1週間として働くこともできれば、火曜日から月曜日までを1週間として働くこともできる。フリーランスで働く場合、すべては自らの選択となる。ただ、その選択の結果が自身にはね返ってくるだけである。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]