本記事では、Macにまつわる問題を解決する際に役立つツールを紹介している。あなたの使用しているツールを置き換えられるものがあるだろうか?
Forrester Researchは最近、あるレポートを発表した。その内容をひとことで表現すると、エンタープライズにおいてもMacのサポートを開始するべき時期に来ているというものである。このレポートの詳細を知りたいという方は、FortuneのApple 2.0ブログにアクセスすれば要約版に目を通すことができる。また、レポートの完全版に興味のある方は、499ドルと少し値は張るもののForrester Researchから直接購入することができる。
今やMacはさまざまな規模の企業に浸透しつつある。以下では、Macの保守やトラブルシューティングを行ううえで重宝するサポートツールを紹介している。
・Memtest OS X
Macが何度もクラッシュしたりフリーズするというのは、今日では極めて珍しいこととなっている。しかし、そういった問題が発生した場合、最初にチェックするべき箇所はメモリとなる。Memtest OS Xは、メモリにまつわる問題を洗い出すことのできる、コマンドラインから起動する便利なオープンソースツールである(ただし上記のサイトから入手する場合には、1.39ドルをPayPalなどで支払う必要がある)。
・DiskWarrior 4
DiskWarriorは、筆者がデータのリカバリを行う際に真っ先に使用するツールとして重宝しているものであり、長年愛用してきてもいる。DiskWarriorは、障害の発生したディスク上の損傷を受けたデータを再構築するのではなく、データに基づいて損傷の発生したドライブを再構築することで、ドライブ障害につながる可能性を低減するようになっている。これはシンプルかつパワフルなツールであり、筆者にとって確実にデータを復旧したい場合の切り札となっている(上記のサイトでは99.95ドルで販売されており、日本国内では「ディスクウォーリア 4」という製品名で一般販売もされている)。
・Carbon Copy Cloner
筆者は、データのバックアップをTime Machineに任せている。しかし、Time Machineは、あらゆるタスクにおいて柔軟性を提供してくれるわけではない。このため、Carbon Copy Clonerの出番がやってくるというわけだ。Carbon Copy Clonerは、Time Machineではアクセスできないような追加ドライブへのバックアップ能力も備えている。また、指定した時間にバックアップを行うようなスケジュール設定機能も搭載されており、既存ドライブを起動可能なバックアップにすることもできる。
・TechTool Protogo
TechTool Protogoは、持ち運びできる素晴らしいユーティリティである。上述したユーティリティと同様に、TechTool Protogoはハードディスクのスキャンやハードウェアのテスト、バックアップといった作業をそつなくこなしてくれる--しかも問題を抱えている可能性のあるMacに直接インストールする必要もないのである。つまり、一連のツールをUSBメモリにインストールしておき、持ち運べるというわけだ(上記のサイトでは129.99ドルで販売されている)。
・iStat Pro
iStat Proは、筆者のお気に入りツールの1つである。iStat Proはダッシュボードにインストールしておくシンプルなウィジェットであり、思い付いた時にすぐにシステム情報にアクセスできるというパワフルなユーティリティである。これを使うことで、Wi-Fiの信号強度やハードウェアの温度、ハードディスクの容量や使用容量といったさまざまな情報が監視可能になるわけである。また、Mac側にiStat Server for Mac OS X、iPhone側にiStat for iPhone(0.99ドル)をインストールしておくことで、遠隔地からMacを監視することも可能になるのだ!
あなたはMacでどのようなツールを使用しているだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。