本記事では、筆者が日々の仕事で使用しているお気に入りのMac向けアプリケーション(そのほとんどは無償である)を紹介している。
筆者はさまざまな仕事を手がけており、そういったこと自体を楽しんでもいる。しかし、これらの仕事にはさまざまな難関があり、それらを乗り越えるためにさまざまなツールが必要となる。というのも筆者の守備範囲は、ウェブ開発やプログラミングに始まり、動画編集やデスクトップパブリッシングにまで及んでいるためだ。そこで以下では、筆者が日々の作業を行っていくために日常的に使用しているツールを披露したい。
ユーティリティ関連のツール
筆者は3つのユーティリティツールを愛用している。これらは3つとも無償かつとても便利なものである。
The Unarchiver(Mac App Storeからダウンロードすることもできる)は、圧縮ファイルを展開するためのアプリケーションであり、シンプルでありながら非常にパワフルなものとなっている。このユーティリティは、いくつかの理由で筆者のお気に入りとなっている。まず、インターネット上にあるほとんどすべての圧縮フォーマットに対応しており、これ1つで用が済むという点を挙げることができる。また、展開後に元のファイルを破棄するよう設定しておくことで、ファイルが展開された後、.zipファイルが自動的に削除されるようになるという利便性もある。これによって、時間を節約でき、展開前と展開後のファイルが混在することによる混乱を緩和できるという利点も生み出されるというわけだ。
筆者が仕事仲間やクライアントとのファイル共有を行う場合、Sendoidを使用することが当たり前のようになってきている。このツールを使うには、Sendoidのウェブサイトにアクセスし、大きな緑色のボタンをクリックして共有したいファイルを選択した後、生成されたURLをコピーすることになる。後は、ファイルの共有相手にそのURLを送るだけで、相手はFTPを使ったり、追加のソフトウェアをインストールすることなしに、あなたのコンピュータから直接ファイルをダウンロードできるようになる。ただ、ファイル共有を行う際に1つだけ注意しておく点がある。ファイルの転送が完了するまでSendoidの該当ページをオープンし続けておく必要があるのだ。なお、こういった問題を避けるためのアプリケーションも提供されているものの、ダウンロードしてインストールするためにはAdobe Airを用意しておく必要がある。
Safari Omnibarも筆者のお気に入りである。筆者は、用途に応じてさまざまなブラウザを使い分けているものの、主に使用しているのはSafariである。ただ、筆者がテストやウェブアプリケーションを実行する際に多用しているGoogle Chromeのアドレスバーには素晴らしい機能が搭載されている。このアドレスバーには訪問したいサイトのURLの他、Googleで検索したい検索語を直接入力することができるのである。筆者はこの機能を愛用しており、同等の機能をSafari上で実現したSafari Omnibarを開発してくれた人に感謝している。このアドオンをインストールすることで、ブラウザ上にデフォルトで表示されていたGoogle検索バーは削除され、アドレスバー自体に検索機能が搭載されるようになる。