NECは1月27日、オープンソースソフトウェア(OSS)のミドルウェアのサポートサービス「OSSミドルウェアサポートサービス」のメニュー強化を発表した。あわせて、ミラクル・リナックスと契約し、運用監視ソフト「Zabbix」のサポートサービスの提供も発表している。いずれも2月1日から提供を開始する。
OSSミドルウェアサポートサービスの強化という点では、システム導入前に設計コンサルティングを行う「OSSプロフェッショナルサービス」を新たに提供する。そのほか、現在提供中の「OSS構築サービス」と「OSS保守サポートサービス」で、新たに「Zabbix」「Heartbeat」「Hadoop」などのOSSに対応した。
新たな価格体系も準備しており、従来のサーバ単位での価格設定に加え、同じ業務用途や設定のサーバ群単位に課金する設定も新設する。NECでは、特に大規模システムや仮想およびクラウド環境など、多くのOSSミドルウェアを使用しているユーザーの費用負担を大幅に軽減できるとしている。問い合わせ対応の面でも、従来の定額制に加え、回数に応じて課金する価格設定も新設する。
また、新たなサービスメニューとして、あらかじめ検証したOSSの設定でシステムを構築する「レディメイドSIサービス」を提供する。その第1弾として、Zabbixや「Hinemos」などを使用した運用監視のシステム構築を行う「システム監視基盤構築サービス」の提供を開始する。システム監視基盤構築サービスの価格は120万円(最小構成:〜15台)、2月1日から提供を開始予定。
ミラクル・リナックスとはメンテナンスパートナー契約を締結し、Zabbixのサポートサービスを提供する。価格は45万円(最小構成:~50台)、2月1日より提供を開始する。