日本マイクロソフトは11月27日、国内ベンダー5社と「Partner Hosted Productivity Cloud(PHPC)」の契約を締結したことを発表した。11月末から順次、各社がそれぞれのデータセンターからサービスを提供する。
PHPCは、サーバOS「Windows Server」や運用管理ツール「System Center」、メールサーバ「Exchange Server」、企業ポータル「SharePoint Server」、ユニファイドコミュニケーション基盤「Lync Server」などを中心にプライベートクラウドとして提供するサービス。今回契約したのはNTTコミュニケーションズ、NEC、日本ヒューレット・パッカード、日立システムズ、富士通の5社になる。これら5社がそれぞれサービスを提供。内容や料金は各社で異なる。
マイクロソフトはメールやコラボレーション機能をパブリッククラウドとして「Office 365」を提供している。加えて、ユーザー企業のサービス水準契約(SLA)や利用形態のニーズに対応するために、PHPCを開始。PHPC提供各社は、それぞれの構築や運用技術、サポートでの強み、経験を活用したサービスをユーザー企業に提供する。