シマンテックは1月8日、システムを復旧させるためのイメージバックアップソフトウェアの新版「Symantec System Recovery 2013」の提供を開始した。同社のパートナー企業から販売される。
中小企業での利用を想定したSystem Recovery(旧「Backup Exec System Recovery」)は、バックアップの対象とスケジュール、保存先を選択するだけで自動的にバックアップを開始でき、専任者がいない企業でも導入できることがメリットという。サーバのデータやシステムを丸ごとイメージとしてバックアップするため、バックアップとリカバリが数分で完了できるとしている。
新版では、「Windows Server 2012」「Windows 8」「VMware vSphere 5.0/5.1」もサポートする。集中監視ツール「System Recovery Monitor」を標準で提供する。同ツールは、専用のサーバを使わずに1台のWindowsマシンから複数のサーバやクライアントのバックアップ状況を監視できるという。
提供されるエディションはDesktop、Basic、Server、Linux、Virtualの5つ。税別の参考価格はDesktopが7800円、Basicが5万3400円、Serverが8万5800円、Linuxが5万3400円、Virtualが26万9300円となっている。価格は従来よりも安価に設定、最大で45%の値下げになっていると説明している。