NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は1月18日、プライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」に新メニューを追加したと発表した。2月1日から提供する。価格も改定する。
追加されたのは、CPUやメモリなどの仮想サーバリソースをベストエフォート型でより安価に利用できる「Standardクラス」と、ユーザー企業がリソースを専有できる「Dedicatedクラス」。Dedicatedクラスは基幹系システムにも利用できるという。
従来の「Premiumクラス」はCPUやメモリ、ストレージの契約リソースを保証していた。Standardクラスは、Premiumクラスと同じ共有型のサービスだが、ベストエフォートにすることで、より安価に利用できるとメリットを強調している。
2月1日からは「ISOマウント」機能も提供される。ISOマウントは手持ちのCDやDVDのメディアからアプリケーションをインストールできるようになる。カスタマーポータルにアクセスしている端末のDVDドライブを仮想サーバに接続して、インストールできる。
同日には、収容クラスタの分散対応も始まる。カスタマーポータルから仮想サーバのリソースを追加する際に、収容するサーバ基盤(クラスタ)を選択できるようになる。複数のリソースを異なるクラスタに分散配置することで、システム全体の信頼性を向上できると説明する。この機能はPremiumクラスで利用できる。
2月1日からの価格改定では、10Mbpsのベストエフォートのネット接続利用料金(月額3万1500円)が無料になり、100Mbpsのベストエフォートのネット接続料金(月額6万3000円)が月額1万500円になる。ネット接続を含む一部の工事料金も無料になる。
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