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サーバ論理分割機構のVirtageでHyper-Vの複数動作を確認--日立

田中好伸 (編集部)

2013-01-24 17:25

 日立製作所は1月24日、サーバ仮想化分野で日本マイクロソフトと連携を強化することを発表した。「Windows Server 2012」のハイパーバイザ「Hyper-V」と垂直統合型システム「BladeSymphony」のサーバ論理分割機構「Virtage」を組み合わせる。

 同日付で「Virtage for Hyper-Vソリューションセンター」を共同で開設。Hyper-VとVirtageを組み合わせて、クラウドを効率的に運用するための「高信頼サーバ仮想化ソリューション for Hyper-V」を開発して、4~9月中に提供することを明らかにしている。

 日立は2006年にサーバ論理分割機構のVirtageを開発。2012年9月には、論理的に分割された独立性の高いサーバ区画「LPAR」上で、複数のハイパーバイザを安定的に動作させる技術を開発していた。これまでは「Red Hat Enterprise Linux」に標準で搭載しているハイパーバイザ「Kernel-based Virtual Machine(KVM)」が複数動作することを検証している。

 今回の連携強化では、この技術にHyper-Vを適用できることを共同で検証した。1台の物理サーバをVirtageで分割し、作成した複数のLPARの上でHyper-V上の仮想サーバを停止させずに、ほかのLPAR上のHyper-Vに移動させるライブマイグレーション機能が動作することを検証している。ビジネスの継続性と障害回復に備える「Hyper-V レプリカ」機能も動作することも検証した。

 開発が進められている高信頼サーバ仮想化ソリューション for Hyper-Vでは、開発環境やトレーニング環境、システム検証など多数のHyper-Vを動作させる用途で、複数のHyper-V環境を小数の物理サーバに集約できると説明。1台の物理サーバ上で異なるバージョンのHyper-Vを混載でき、新しいバージョンのHyper-Vにシステムを移行させる際に、物理サーバを複数用意する必要がなくなるなど、低コストで迅速にシステムを移行できるといったメリットを強調している。

 Hyper-Vが動作するサーバ環境が急に必要になった場合でも、新たに物理サーバを用意しなくても、VirtageでLPARを追加することで対応できる。Virtageは、プロセッサコア単位でLPARを作成できるため、負荷の低い用途向けには小規模のLPARを割り当てられると説明、よりきめ細かいサーバ運用が実現できるとしている。

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