Adobe Systemsがロサンゼルスで開催中の米国時間5月7日に行われた「Adobe MAX 2013」2日目の基調講演は、クリエイターへの支援を全面に押し出したものになった。事前知識を持たずに参加した筆者は、てっきり「新製品」「新機能」を押してくるものだとばかり思っていたため、意外だった。
2日目の基調講演の前半は「Creative Voices」と銘打ち、世界的なクリエイターによる素晴らしいプレゼンテーションを次々に披露していくというものであった。
各人が自由にプレゼンテーションし、「ツールは所詮ツールだ」と言い切るスピーカーもいるなど、Adobeに対する配慮などは微塵も感じられない(それが逆に清々しい)。
後半は、Adobeが2012年に買収したBehanceの紹介。Behanceは、クリエイターの作品公開やコミュニティ形成、ポートフォリオ作成を支援するサービスだ。
こうした基調講演の内容から読み取れるAdobeのメッセージは、「Adobeはクリエイターを全面的にバックアップする」というものだろう。「Creative Conference」を銘打ち、TEDと見紛うような基調講演を構成するあたり、Adobeの本気が見受けられようというものだ。
全てはクリエイターのために--Adobe MAX 2013 2日目キーノート
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