データサイエンティストを支援する団体、「一般社団法人データサイエンティスト協会」が7月17日に発足した。データサイエンティストに必要なスキル、知識を定義し、育成カリキュラム作成、評価制度の構築など人材育成や人材交流に取り組む。初代代表理事はビッグデータの活用のナウハウを持つ、ブレインパッドの草野隆史氏が就任した。顧問を、情報・システム研究機構理事で、総合研究大学院大学統計科学専攻教授の樋口知之氏が務める。
また、ヤフー、電通、アクセンチュア、阪南大学といったデータを扱う企業や大学の職員が、団体の活動趣旨に個人として賛同表明している。
データサイエンティスト協会の概要
今後の予定として、2013年中にデータサイエンティストに関する人材像やスキルを定義し、2014年には、スキルの標準化と他関連資格との連携マップを作成するとしている。
協会設立の背景に「データサイエンティストと職業の定義が明確でないために引き起こされる、人材に期待される役割とスキルセットのミスマッチを改善したい」との思いがあると、同協会として発表文でコメントしている。