まとめ
直感的に使用できるOSの開発は、ユーザーに愛されるUXを構築するための重要な土台となる。モバイル機器が大勢のコンシューマーに愛されている理由はここにあるのだ。ガジェットを手に取り、操作の方法に悩まずに作業を行えるというのは、ただ単に良いだけでなく、現代の購入者が期待していることなのである。この点については何度も繰り返して考える必要がある。このためルール3があるというわけだ。
優れたUXでは、ユーザーの使用目的とは関係なく、システムと整合性のあるやり取りが可能になっている。システムコントロールを探しまわらなくても済み、また使っているアプリの状態によって操作方法を変えなくても済む。つまり、アプリとOSのいずれの操作であっても、同じタッチや同じマウスジェスチャーを使用できるようになっているということだ。
これは簡単に実現できそうだと思うかもしれないが、優れたUXを実現するUIの設計は驚くほど難しい。こういった偉業の達成に向けて取り組んでいるシステム設計者やエンジニアに対して、筆者は大きな尊敬の念を抱いている。上述の指針によって、彼らの取り組みが多少なりとも楽になり、ユーザーの毎日がずっと良いものになると信じてやまない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。