米Oracleは米国時間9月23日、SaaS型の顧客関係管理(CRM)ツール「OracleEloqua」とSaaS型の企業向けソーシャルメディア管理ツールの「Oracle Social Relationship Management(SRM)」の統合を発表した。Oracleは2012年12月からEloquaを買収している。今回の統合で、デジタルマーケティングとソーシャルメディアでのマーケティングを統一できるようになる。
統合したOracle SRMを活用すると、ユーザー企業のマーケティング担当者は大規模な範囲でソーシャルメディアでのやり取りを追跡したり把握したりできるという。そこから獲得した知見を利用して、ソーシャルグラフに存在する価値を追跡、評価できると説明。潜在顧客を獲得するとともに、パイプラインの開発もできるとしている。
加えて、「Smart Create a Post(Smart CAP)」と呼ばれる機能を活用すれば、マーケティング担当者はクリックだけでコンテンツの更新が自動化されるという。オンラインとオフラインの両面でプロモーションを素早く展開できるとメリットを説明しているFacebookやGoogle+、YouTubeなどのソーシャルメディアで配信して、効率的に対象とするソーシャルメディアに効果的なメッセージを送信できるとしている。