IDC Japanは10月28日、2013年1~6月の国内ユニファイドコミュニケーション(UC)/コラボレーション市場動向を分析、2013年の見込みと2013~2017年の予測を発表した。2013年の同市場は前年比2.5%増の2058億4100万円を見込んでいる。自前からクラウドに移行する傾向があると説明している
IDCではUC/コラボレーション市場を、IP音声通信ソフト関連の「IPテレフォニー市場」、メールや映像会議などの「コラボレーティブアプリケーション市場」、IP通信ハード関連の「IPコンファレンスシステム市場」、コンタクトセンター関連の「IPコンタクトセンターシステム市場」に分類している。
1~6月の国内UC/コラボレーション市場は、前年同期比1.1%増の1059億400万円。2012年から続いている企業の音声基盤の刷新需要が堅調に推移し、IPテレフォニー市場は前年同期比3.7%増とした。
IPコンファレンスシステム市場は、映像会議システムの価格低下などにより減速。一方ウェブ会議サービスが成長し、高機能な映像会議などの自営システムから、簡易なクラウド型ウェブ会議への移行が見られたと説明した。移行の傾向はIPコンタクトセンターシステム市場、コラボレーティブアプリケーション市場でも同様に見られるという、
IDCでは、国内UC/コラボレーション市場について2012~2017年の年平均成長率は2.7%、2017年には2292億6700万円に達するとした。