富士通は12月12日、農業機械専業メーカーである井関農機と協業すると発表した。農業生産者向けサービス「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」をカスタマイズし、井関農機グループへ来年度より提供開始する。
農業生産管理SaaS生産マネジメントは田畑に設置したセンサやカメラ、スマートフォンなどからクラウド経由でデータを収集、分析できるツール。センサから気温、温度、日射量、作物画像、土壌温度など、スマートフォンからは作業実績、生産履歴、作業場所把握のためのGPSデータを収集する。
今後は、井関農機の農業機械を田畑で動作させることで得られる機械情報や作業情報を収集 し、富士通のシステムと連携させることで、データ活用を促進し、農業経営の向上を目指す。
富士通は生産から販売まで、企業的な農業経営を支援するクラウドサービス「Akisai」を2012年7月に発表している。

Akisaiの詳細