2.「パスワードの窃盗」はあったのか
Snowden氏は、米国家安全保障局(NSA)から推定20万件の秘密文書を収集するためにパスワードを盗んだり、「多数の同僚」をだましたりしたことを否定した。
これはReutersが11月に発表した「独占記事」の内容に応えるものだ。この記事では、情報提供者の話として、Snowden氏は「ハワイにあるNSAの地域オペレーションセンターの20~25人の同僚に対し、コンピュータシステム管理者としての業務に必要であるとして、ログイン名とパスワードを渡すよう説得した」と報じられている。
3.「すべてのスパイ行為が悪いわけではない」
同氏が暴露した情報収集の仕組みの重要な点は、その規模と範囲、そして明らかに無差別的な性質だ。
NSAの大量メタデータ収集プログラムは違憲である可能性が高いと最近発言したある連邦裁判所判事は、NSAの活動を「見境がない」と表現したが、Snowden氏もこれに賛成している。
「われわれが直面している最大の問題は、新たな無差別大衆監視の手法だ。政府は毎日、罪のない人々によるおびただしい数の通信記録を収集している」と同氏は述べている。
発信したあらゆる通話やメッセージ、電子メールがどこかで記録されていると感じるのは間違っていると信じる同氏は、次のように付け加えた。「これはグローバルな問題であり、米国はこれを先頭に立って解決すべきだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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