ポリコムジャパンは5月13日、日本国内で新たにビジュアルコラボレーション5製品を販売すると発表した。価格はいずれもオープン。認定販売代理店から販売される。
「Polycom RealPresence One」は、ポリコム初の年間ベースの契約(サブスクリプション)モデルで提供するビデオコラボレーションの基盤となるソフトウェア。端末やオプションなどの組み合わせで構成される。
ユーザーライセンス数や多地点接続の数と映像会議のタイプ、サービスレベルの3条件を選択して、顧客が持つオンプレミスやプライベートクラウド環境でビデオコラボレーションに必要なコンポーネントを利用できるようになる。従来のように専用機器を購入する必要がなく、初期費用を抑えられるため、手頃な価格でビデオコラボレーションの利用を始められ、映像会議システムを初めて導入する企業に適しているという。
RealPresence Oneはサービスプロバイダーが導入して、顧客企業に映像会議をサービスとして提供するといった使い方もできる。
エントリレベルの多地点接続装置(MCU)の「Polycom RealPresence Collaboration Server 1800」は、HD720pの映像品質で最大75拠点を接続、HD1080p/60fpsだと最大18拠点を接続できる。現行の「RealPresence Collaboration Server」シリーズ (1500/2000/4000) を拡充する製品という位置付けになる。
「Polycom RealPresence Groupシリーズ Media Center」は会議室の規模に合わせて、Groupシリーズの映像会議システムとともに、最適なモニタやカートを選べるパッケージになる。
「Polycom CX5500ユニファイド カンファレンス ステーション」はユニファイドコミュニケーション(UC)会議ソフトウェア「Microsoft Lync 2013」に最適化された端末と言える。LyncクライアントがインストールされたPCのUSBポートに接続することで、高品質の音声と360度のパノラマ映像を使った映像会議を展開できる。3月に提供開始された「Polycom CX5100」の上位機種となっており、CX5100のすべての機能に加え、スタンドアロンのSIP/VoIP電話機能を搭載している。
「Polycom EagleEye IVカメラ」は「RealPresence Group」シリーズの映像会議システム専用に設計されたカメラ。12倍ズーム(シルバー)と4倍ズーム(黒)の2モデルが用意される。4K対応のカメラセンサを搭載し、高速で正確なフォーカスが可能で、出力最大1080p/60fpsのHD画像で鮮明で自然な色彩を実現できるという。オプションのワイドアングルレンズの使用で、水平視野角を通常の65度から85度に拡張できる。個室から大規模な役員会議室に至るまで、さまざまな環境で柔軟に使用できるとしている。