Microsoftは、6月の月例パッチ適用後に「Office 2013」の「Click-to-Run」(クイック実行)が正常に機能しなくなる不具合が一部のユーザーに発生していることを認めた。この不具合の影響を受けているのは「Microsoftのユーザーベースの1%未満」と同社は述べている。
Microsoftは米国時間6月10日、Office 2013向けにセキュリティと無関係のアップデートを多数リリースした。
Click-to-Runはストリーミングおよび仮想化テクノロジであり、現行バージョンのOfficeがローカルのコンピュータに完全にインストールされていなくても、それを利用することを可能にする。コードは必要に応じてMicrosoftのサーバからストリーミングされるため、ユーザーはOfficeプログラム群が完全にインストールされる前にそれらを迅速に実行することが可能だ。
Officeチームはフィックスの開発に取り組んでいる。それが完成するまでの間、アップデート適用後にClick-to-Runを使ってOffice 2013を起動できなくなったユーザーのために、同社はまずこの「Fix it」を使ってOffice 2013をアンインストールすることを推奨している。ユーザーはその後、「My Accounts」ページからOfficeを再インストールする必要がある。ビジネス環境では、管理者がこの作業を行う必要があるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。