Intelは米国時間7月22日、暗号化機能を搭載した「Solid-State Drive(SSD) Pro 2500」ファミリを発表した。
SSD Pro 2500ファミリは、パフォーマンスこそ通常のSATAベースのSSDと同等だが、暗号化機能および管理機能を搭載しているという点で顧客を魅了しようとする製品だ。この新しいドライブでは、2.5インチまたはM.2形式のもの(後者は超薄型ノートPC向けのスティック型)が用意されており、その容量は2.5インチ版で120〜480Gバイト、M.2形式版は180Gバイトと240Gバイト、360Gバイトと控えめなものとなっている。
SSD Pro 2500は256ビットAES方式の暗号化機能をハードウェアレベルで実装しているため、ソフトウェアでの暗号化に比べるとパフォーマンスへの影響が低減されている。また、企業のマシン上にあるデータをよりセキュアにするために、同社はTrusted Computing Group(TCG)のOPAL 2.0規格と、Microsoftの「eDrive」もサポートしている。この新しいドライブでは、Intelの「vPro」テクノロジとともに「Intel SSD Pro Administrator Tool」によって、IT管理者が遠隔地からドライブの調子を監視したり、データを追跡するといった管理作業を実施できるようにもなっている。
Intelによると、SSD Pro 2500の継続的な連続読み込み速度は毎秒540Mバイト、連続書き込み速度は毎秒490Mバイト、4Kバイト単位のランダム読み込みは最大4万8000IOPS、4Kバイト単位のランダム書き込みは最大8万IOPSだという。
新たなSSD Pro 2500ドライブの価格は120Gバイトが95ドル、180Gバイトが130ドル、240Gバイトが160ドル、最高の480Gバイトが305ドルとなっている(360Gバイトの価格は現在不明)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。