「Samba」、「nmbd」デーモンの脆弱性を修正--リモートコード実行につながる恐れ

Larry Seltzer (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-08-04 11:56

 ファイルシステムソフトウェア「Samba」のNetBIOSネームサーバをサポートするデーモン「nmbd」に、ローカルネットワークユーザーによるホストの乗っ取りを誘発する重大な脆弱性が存在したが、最新のアップデートにより修正された。

 Sambaはネットワークファイル共有のSMB/CIFSプロトコルのオープンソース実装。SMB/CIFSプロトコルはMicrosoft Windowsネットワークのファイル共有に使われていることで最もよく知られているが、Sambaはこれらのネットワークと非Windows OS間の相互運用を実現する。nmbdはIPアドレスとNetBIOS名を結びつける役割を担い、 IPネットワーク越しにNetBIOS名の問い合わせを解決する。

 脆弱性を悪用するために、ネットワーク上の不正なシステムが「・・・標的のnmbd NetBIOSネームサービスデーモンのヒープを上書きするパケットを送りつけることが可能で、スーパーユーザー権限(ルート権限)を使ったリモートコード実行につながる恐れがある」という。

 Sambaの最新版は「4.1.11」と「4.0.21」。またバージョン「4.1.10」と「4.0.20」向けのパッチも提供されている。これらのバージョンはセキュリティ関連ではない複数のバグを修正するために公開された。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]