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レッドハット、「CloudForms 3.1」を発表--Linux大手が目指すクラウド市場の覇権

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-08-27 13:21

 Linux大手のRed Hatが、クラウド分野でも一大勢力になることを目指しているのは間違いない。Red HatがVMworldの開幕日に、オープンハイブリッドクラウド管理ソリューション「Red Hat CloudForms 3.1」を9月にリリースすると発表したことには、同社のクラウドに対する決意が顕著に表れている。

 Red Hatの動向を詳しく追ってきた人にとっては、意外なことではないだろう。同社の最高経営責任者(CEO)であるJim Whitehurst氏は2011年、Red Hatの最大のライバルはVMwareになると予想していた。

 したがって、VMwareが自社プログラムと「OpenStack」の連携を前面に打ち出す一方で、Red HatはOpenStackクラウド市場での優位を目指しつつ、さまざまなクラウドの管理に必要なツールの提供にも前向きに取り組む姿勢をアピールしている。

 Red Hat CloudForms 3.1はその計画の一部だ。このクラウド管理プログラムは、さまざまなクラウドスタックや仮想化スタック上でのプライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドの運用を支援するために設計されたものだが、主な焦点はOpenStackである。OpenStack以外にも、「Amazon Web Services」(AWS)、VMware、「Red Hat Enterprise Virtualization」(RHEV)の環境や、さらに同社の最新プラットフォーム、「Microsoft System Center Virtual Machine Manager」プライベートクラウドも管理することができる。

 CloudForms 3.1は、古いソフトウェアに新しい機能群を追加しただけのものではない。CloudFormsシリーズとしては、新たにオープンソース化された「ManageIQ」をベースとする初のリリースとなる。Red HatがManageIQを買収したのは2012年12月のことだが、今になってようやくビジネス環境に展開できる準備が整った。

 具体的には、CloudForms 3.1で以下のクラウドプラットフォーム向けの新機能が追加される。

AWS:「Virtual Private Cloud」(VPC)のサポートや、「Elastic Load Balancing」(ELB)、「Simple Storage Service」(S3)、「Relational Database Service」(RDS)のサービスカタログ統合などの機能強化。

Microsoft System Center Virtual Machine Manager:CloudFormsで管理する新しいプラットフォームとして追加され、検出、分析、レポート作成、運用をサポート。

OpenStack:「OpenStack Image Service」(「Glance」)イメージのエージェントなしでの検出と分析、「OpenStack Block Storage」(「Cinder」)と「OpenStack Object Store」(「Swift」)のインベントリとレポート作成、「OpenStack Identity」(「Keystone」)との統合によるサービス検出とマルチテナント化、「RabbitMQ」と「QPID」のサポートによるイベント処理とアラート処理の強化、「OpenStack Telemetry」(「Ceilometer」)から追加のパフォーマンス指標の取得、といった機能強化。

Red Hat Enterprise Virtualization:プロビジョニング関連の機能強化のサポートと、ゲストのセットアップと構成のための「Cloud-init」のサポート。CloudFormsはRHEVを通してCloud-initを利用できるようになり、管理者はパッケージのインストール、サービスの開始、展開されたインスタンス構成の管理を、起動してからユーザーがアクセスするまでの間に、自動的に実行することが可能になる。

「VMware vSphere」:パフォーマンスの改善、セキュリティの強化、構成情報へのネットワークアクセスの最適化。

 CloudForms 3.1では、Red Hatのオープンハイブリッドクラウド製品やクラウド製品との統合も強化された。それには以下のものが含まれる。

  • セキュリティの強化は、「SELinux」ベースの仮想アプライアンスとして、「Red Hat Identity Management」を利用した連携型シングルサインオンをサポートする統合とともに提供される。
  • 「OpenShift」プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)との相互運用性により、Red HatのブローカーとノードによってCloudFormsサービスカタログのサービスを宣伝する。

 また、新しいCloudformsでは、インターフェースが改善され、ワークフロー実行が強化されたほか、さまざまなRepresentational State Transfer Application Programming Interface(REST API)が提供され、ほかのシステム管理ツールやプロセスとの統合のサポートが可能になる。

 CloudForms 3.1は9月、Red Hatの顧客向けに提供される予定だ。

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提供:Red Hat CloudForms

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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