中国を拠点とするLenovo Groupは、同社の第2四半期決算(9月30日締め)において、3560万台という「記録的」なデバイス出荷数で純利益の19%増を達成した。しかし、モバイル部門の売上高は6%減の14億ドルだった。
現時点で世界第1位のPCメーカーであるLenovoは、売上高が前年比7%増の105億ドル、純利益が2億6200万ドルだったことを明らかにした。また、スマートフォン、PC、タブレットを合わせた世界出荷台数は「記録的」な3560万台だったと同社は述べた。
しかし、第2四半期におけるスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス部門の売上高は、6%減の14億ドルで、これは売上高全体の13%に当たる。モバイルデバイス部門の売上高は減少したものの、Lenovoによると、スマートフォンの世界出荷台数は、45を超える市場での販売に牽引されて38%増加し、記録的なものとなったという。
中国市場における売上高は2%減の38億ドルで、売上高全体の36%だった。また、アジア太平洋地域での売上高は、全体の15%に当たる16億ドルだった。EMEA地域(欧州、中東、アフリカ)での売上高は33%増で30億ドルに達し、全体売上高に占める割合が「記録的」なものになった。EMEA地域では、PCの市場シェアが約44%増加し、同地域内の16カ国で市場シェア第1位を獲得した。
Lenovoの最高経営責任者(CEO)であるYang Yuanqing氏は声明で次のように述べている。「PCで約20%のシェアを獲得したばかりでなく、PCとタブレットを合わせた、より大きな市場で初の第1位になった。また10月には、Motorola MobilityとIBMのx86事業の2件の買収を完了することができた。この2件の買収によって、レノボは両事業で第3位になったが、これで満足しているわけではない」
また、Lenovoは現地時間11月6日、米Yahooの共同創設者であるJerry Yang氏を同日付で取締役に任命したことも別の声明で発表した。Alibaba Groupの取締役も務めるYang氏は、Lenovoの取締役会オブザーバーをこれまで務めていたが、その任は解かれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。