「Google Chrome」、全NPAPIプラグインをデフォルトでブロックへ--1月から

Chris Duckett (ZDNet.com.au) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-11-25 16:24

 Googleは、2015年9月までに「Netscape Plug-in API」(NPAPI)を利用するプラグインを「Google Chrome」エコシステムから完全に排除する計画について、さらなる詳細を発表した。

 現状では、ホワイトリストに登録されている5つのプラグイン(「Silverlight」「Unity」「Google Earth」「Google Talk」「Facebook Video」)は実行可能だが、それ以外のすべてのNPAPIプラグインはデフォルトで実行がブロックされている。この状況が2015年1月から変わる。Googleは同月中にホワイトリストを撤廃し、すべてのNPAPIプラグインについて、ユーザーによる実行許可を求めるようにする予定だ。

 同社のブログ投稿によると、この1年間、ホワイトリストに登録されたそれらのプラグインの実行頻度は低下しているという。また、最も実行されているプラグインはSilverlightで、2位以下を大きく引き離しているという。

 Googleによれば、同社は2015年4月、NPAPIのサポートをデフォルトで無効にし、「Chrome Web Store」において、NPAPIを必要とする拡張機能の公開を終了する予定だという。それでもNPAPIプラグインが必要なユーザー向けに、オーバーライドフラグがChromeに追加され、システム管理者はエンタープライズポリシーによってNPAPIプラグインを再有効化できるようになる。

 ただし、Googleは9月までにオーバーライドとNPAPIサポートも撤廃する意向だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]