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勧告が公開されたHTML5、これからどうなる?--W3CのCEOが語る今後 - (page 2)

Jack Schofield (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-12-04 06:00

 筆者はJaffe博士への電話取材で、HTML5はアプリ開発面でどの程度進んでいるのかについて尋ねた。同博士は、「HTMLがどのように始まったのかを考慮すると、順調に進んでいるといえる。HTMLは、デスクトップコンピュータで静的なウェブサイトを閲覧するために開発されたもので、決してアプリ開発が目的ではなかった。対照的に、今日のオープンウェブプラットフォームは、リッチなマルチメディアが多種多様なデバイスで実行される中で、分散アプリケーションを構築するためのプラットフォームとなっている。それを考えると、われわれはHTMLを原点からかなり進んだところまで発展させてきた。HTMLは途方もない進化を遂げた。その一方で、W3CはHTMLの開発を終了したと言ってしまえば、それは嘘になる」と答えた。

 「ウェブページをデザインするときは、異なる物理的機能やプロセッサ、画面サイズなどを持つさまざまなデバイスで快適に動作するウェブページをデザインしなければならない。それは、部分的にはレイアウトやレスポンシブデザイン面の問題であったり、パフォーマンスの問題であったりするわけだが、そのおかげで、W3Cは非常に興味深くかつ重要な立場に立っている。HTML5の完成は、われわれがこの10年間、開発に取り組んできた一連のテクノロジの標準化という点で、非常に大きなマイルストーンであるが、W3Cは自己満足に浸るわけにはいかない。やるべきことは山のようにある。われわれが次なる挑戦の枠組み作りに取り組んでいるのは、そのためだ」(Jaffe博士)

 CSSのモジュール化の成功を受けて、今後は以前よりもモジュール化が進みそうだ。「HTMLコミュニティーで行われている議論の中で興味深いものの1つが、HTMLのさまざまな要素がさまざまな速度で次の段階に到達できるようにするために、われわれはHTMLも同様にモジュール化すべきなのか、というものだ」(Jaffe博士)

 言い換えると、オープンウェブプラットフォームでさえも、HTML5のような極めて大規模な取り組みが再び行われる可能性は低い。そのせいで、ウェブ開発者やブラウザ開発者が全体的な互換性を維持しながら、ウェブを進歩させていくことが今より困難になるかもしれない。しかし、今日のウェブはそのような仕組みで動いているのだ。

 「融通の利かないやり方で作業を進める標準策定団体もある。そういう団体では、標準の内容についてすべてのメンバーが合意した後、その標準を確定し、皆がそれを実装する。ウェブ標準は決してそのようなものではない。ウェブ標準は俊敏性と臨機応変さがはるかに優れており、さまざまなことを並行して進めることができる。一部のブラウザが何らかの機能で後れを取ることは、今後も避けられないだろう。しかし、HTML5に関して言えば、われわれは非常に良好な収束点に達したと私は考えている」(Jaffe博士)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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