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マイクロソフト、「.NET Core」技術とオープンソース計画について説明

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-12-08 11:59

 Microsoftは11月、.NET Framework技術のオープンソース化を進め、LinuxとMacでも利用できるようにする方針を発表した。この計画の中心となるのが、将来の.NETリリースの土台となる開発スタック「.NET Core」だ。米国時間12月4日、Microsoftは.NET FrameworkをさまざまなWindows、それにWindows以外のOS向けに一本化する計画について、さらなる詳細を明らかにした(The RegisterのTim Anderson氏の記事にあるリンクと分析を参考にした)。

 .NET Frameworkは2002年に出荷された技術だが、その後デバイスとプラットフォームに合わせてさまざまなバージョンが生まれた。このアプローチは一部の場合には機能したが、開発者が複数のWindows向けに開発する場合は課題となっていた。

 Microsoftはこの問題に対応するため、移植性のあるクラスライブラリを用意したり、最近では(「Windows 8」の一部として導入された)「Windows Store」アプリ向けの契約で対応した。だが、これらの対応は限定的だった。.NET Coreはこのような対応策を超えて、.NETの統一した実装を構築するという位置づけになる。

 「.NET Coreは基本的に.NET Frameworkのフォークであり、この実装は懸念となっているものを最適化するものでもある」「.NET Native(タッチベースのデバイス)とASP.NET 5(サーバーサイドのWeb開発)ではそれぞれのシナリオが異なるが、統一されたBase Class Library(BCL)を提供できる」とMicrosoftの幹部は説明している。

 統一されたBase Class Library(BCL)が、Microsoftが.NETオープンソース化の下で公開する新しい技術となる。

 現在、Microsoftは.NET Core BCLの2種類のBCL実装(.NET Native(”Project N”)向けとASP.NET 5が利用するCoreCLR向け)を用意するが、共通部分が多くを占めており、アプリケーションプログラミングインターフェース同士で同じ実装を利用しているという。

 .NET CoreプラットフォームはNuGetパッケージとして配信されることで、異なるコンポーネントを異なる時期にリリースできる。

 今後.NET Frameworkは.NET Coreを土台としないが、引き続きPCLと共有プロジェクト経由でのコード共有を可能にするとMicrosoftは述べている。

 2015年に発表予定の「Visual Studio 2015」では、Microsoftは.NET Coreを「.NET Frameworkの純粋なサブセット」とし、機能面でギャップのないようにする計画だ。だが、その後は.NET Coreは.NET Frameworkよりも高速にバージョンアップしてゆく予定で、.NET Coreベースのプラットフォームでは利用できるが.NET Frameworkベースでは利用できない機能が出てくる可能性がある。

 Microsoftの12月4日付けのブログ記事「Introducing .NET Core」はこれらの計画や方針を明らかにしており、一読の価値がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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