IBMは米国時間12月4日、クラウドべースの予測および分析ツール「Watson Analytics」のパブリックベータ版をリリースした。
9月にはプライベートベータ版がリリースされていた。IBMはこのベータ版のリリース時に、同サービスを「iOS」や「Android」を搭載したモバイル機器や、ウェブを通じたフリーミアムモデル(基本は無料、オプションは有料)で利用可能にすると述べていた。
Watson Analyticsは、企業の幹部がデータを準備する際に必要となる作業の一部を肩代わりするためのコグニティブ(認知)コンピューティングサービス。予測分析や、ポイントを明確化するためのグラフやマップ、インフォグラフィックスなどを用いた「ビジュアルなストーリーテリング」を容易に利用できるようになる。
Watson Analyticsは、IBMが10億ドルを投資した、「Watson」の商品化に向けた取り組みの一環。同社によると9月のプライベートベータ版リリース以来、Watson Analyticsの登録者数は2万2000に達しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。