Hitachi Data Systems Corporationは2月12日、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールやデータ統合ツールなどを提供するPentahoを買収したと発表した。買収額は非公開。両社は今後、2015年6月末までの買収完了に向けた手続きを進める。
Pentahoは、データ分析分野でハードウェアベンダーやシステムインテグレーターを含むパートナー基盤とともに、世界180カ国以上に1200超の顧客基盤を持つという米企業。高度なデータ統合、分析、可視化技術を持ち、それらの機能を統合して提供することでデータ利活用基盤の迅速かつ柔軟な構築を実現しているという。同社のソフトは多様なデータに対応し、さまざまな業務システム、アプリケーションのデータを統合して多角的に分析、可視化できるとアピールしている。
買収により、Pentahoのデータ分析ソフトウェアと技術、ノウハウを獲得、ITプラットフォームやデータ管理技術などと連携させ、さまざまな業種が共通的に利用できる新たなデータ利活用基盤をを構築するとした。
この基盤を活用し、日立グループが展開するエネルギーや交通、ヘルスケアなどのインフラシステムと組み合わせた新たなサービスを開発し、グローバルなコンサルティングネットワークなども活用し、社会イノベーション事業のグローバル展開を加速してゆくという。