Googleが「Flash」を使う広告をHTML5形式に自動変換し始めた。これにより「AdWords」の顧客は、Flashをサポートしていないモバイルデバイスにアニメーションを配信できるようになる。
米国時間2月25日の時点で、AdWordsやAdWords Editor、サードパーティーのツールを通じてアップロードされたFlash広告は自動的にHTML5に変換され、広告主はFlashをサポートしていないデバイスにアクセスしやすくなる。
今回の動きは、HTML5のみをサポートするモバイルデバイスをはっきりと対象にしたものだ。「Google Display Network」広告の多くはHTML5を使用している。
Google Adsチームは25日に次のように述べている。「現在、オンラインでの時間の半分以上がモバイルデバイスで費やされている」
「だが、きわめてありふれた障害がある。多くのモバイルデバイスと一部のブラウザが、今のところFlashをサポートしていないのだ。そこで、Flash広告をHTML5形式に自動変換する方法を導入し、Google Display NetworkでHTML5形式のみの広告を、広告主がさらに利用できるようにしようとしている」(Google Ads)
特に、「iOS」に搭載されている「Safari」はFlashをサポートしていないが、Adobeは、2012年にFlashを「Android」非対応にして「Adobe AIR」に力を注いだ。
すべてのFlash広告が自動変換されるわけではないが、広告主は「Google Swiffy」ツールを使って広告の変換が可能かどうかテストできる。
Googleは2014年9月に、FlashからHTML5に変換する計画を発表していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。