Appleの「iOS」のバージョン8.2が、米国時間3月9日にリリースされる可能性がある。同版では健康関連の機能強化や改良が施されるという。9日といえば、同社が「Apple Watch」についてさらなる詳細を発表するとみられている日だ。
ブログBoy Genius Report(BGR)は5日、Appleはもっと早い時期に「iOS 8.2」を一般リリースする予定だったが、その前にGM版をテスターや従業員向けに配布することにしたと報じた。BGRによると、そのビルドの変更ログからは、多数のバグ修正に加えて、健康関連の複数の新機能と拡張が加えられていることがわかるという。
その変更ログによると、iOS 8.2における健康関連の新機能と改良点は以下のとおり。
- 体温、体重、身長、距離、血糖値の測定単位を選択する機能の追加
- 大量のデータを扱う際の安定性の向上
- サードパーティアプリからの運動時間を追加および視覚化する機能
- 「Medical ID」に写真が追加できない場合があるという問題に対応
- ビタミンとミネラルの単位の修正
- データソース順序が変更された後に健康データが更新されない問題の修正
- 一部の図表にデータ値が表示されない問題の修正
- 歩数、距離、上った階段数のトラッキングを停止するプライバシー設定の追加
iOS 8.2では数多くのバグも解決されるようだ。
iOS 8は2014年9月のリリース以来、多くの不具合に見舞われた。最初のiOS 8は多くの技術的問題を抱え、Appleは1週間後に「iOS 8.0.1」をリリースすることを余儀なくされた。しかし、8.0.1には別の問題があり、Appleは提供を停止し、急いで「iOS 8.0.2」をリリース。その後、同社は「iOS 8.1.3」まで公開し、機能強化やバグ修正をしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。