迫るセキュリティ再考の時--被害を最少化するために

怒賀新也 (編集部)

2015-03-25 07:30

 中国政府は公的文書を通じて、サイバー戦争に特化した部隊の存在を事実上認めたと報じられた。米中間などでサイバー戦争が既に勃発していることに触れるまでもなく、標的型攻撃はいまやあらゆる企業にとってのリスク要因になっている。

 一方で、脅威は外部からの攻撃だけではない。昨年大きな話題になったベネッセの顧客情報漏洩事件だが、先日は、またもそのベネッセで、委託先のコールセンターの担当者が手書きで顧客情報を持ち出すという事件が起きた。

 外側からも内側からも、以前よりも質量ともに、迫る脅威は大きくなってきている。セキュリティ対策は今まさに、転機を迎えようとしている。

 被害を未然に防ぐ対策が重要であることはもちろんだが、万が一侵入された際に、最少の被害に抑えるという発想を取り入れていく必要も出てきた。

4月15日にセキュリティセミナー開催

 ZDNet Japanはこの課題について、4月15日に東京・千代田区のベルサール神保町にて、深く議論する場を設ける。

 「防御は突破されるという前提に立ち、突破された後、内部で被害を拡大させないようなシステムやネットワークの設計を考えませんか」と呼び掛けるのは、独立行政法人 情報処理推進機構の技術本部セキュリティセンター、佳山こうせつ氏。

 基調講演では佳山氏が、対策の在り方について詳しく解説する。一方で、特別講演では、さまざまなセキュリティリスクに対処してきたヤフーのCSO室室長、高元伸氏に経験を元に学んだ知見をフィードバックしてもらう。

 企業の取り組みにおける一要素と考えられてきたセキュリティだが、ここにきて、ビジネスとともにクルマの車輪として大きな役割を担う存在になろうとしている。従来とは異なる発想も求められる中で、具体的な取り組みについて模索する会になる。ぜひ会場に足を運び、聴講してほしい。

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