「2015 Cleantech Forum」で見かけた注目の新興企業10社 - (page 2)

Lyndsey Gilpin (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2015-04-06 06:15

#6:Topolytics

 Topolyticsは環境リスクアセスメントのためのSaaSプラットフォームを提供しており、空中あるいは地上の移動体に搭載されたセンサや、地上に設置されたセンサによって取得された環境データからジオスペーステクノロジとアナリティクスを用いて意味のある情報を導き出す。また、企業や個人、政府から送られてきたデータを集積し、簡約化することで組織がエネルギー使用状況や廃棄物の生成量を把握できるようにするとともに、効率化や低コスト化、低リスク化を図れる部分を洗い出せるようにする。

#7:Sunlayar

 Sunlayarは太陽光システムの設置や、その動作をスマートにするといった面倒ごとを引き受ける企業だ。Sunlayarは人工知能(AI)やウェアラブル機器、モバイル機器を用いることで、太陽光システムの設置をより効率的かつより迅速に、より安全に、より信頼できるかたちで可能にしている。同製品は今のところベータ段階だが、この業界でまだあまり話題に上らない問題に取り組んでいる。

#8:Lumense

 Lumenseは、原料や製造環境の品質管理レベルを向上させるための化学的および生物学的なセンサプラットフォームを製造している。同社のセンサは液体や気体を監視でき、リアルタイムの分析と自動化されたメンテナンスを提供する。ジョージア工科大学を出自とする会社であるLumenseは、われわれの食料や水資源、エアサプライを安全かつ良いものにすることを目的にしている。

#9:Locus Energy

 Locus Energyは太陽光設備関連のビッグデータを扱う企業であり、そうした設備を展開する企業や組織に対してデータの監視サービスや分析サービスを提供している。同社は、米国内にあるさまざまな規模の太陽光設備の監視にまつわる複雑さを低減させたいと考えている。また、同社は特定設備の性能が標準に達していない場合の原因を追求するサービスも提供している。このようなサービスは今までになかった。

#10:Lagoon

 Lagoonは一般的な水道メーターをスマートIoTデバイスに変える水量センサを製造している。このセンサは既設の水道メーターに後付けで設置でき、低周波数の無線でエリア内のベースステーションと接続される。そして水漏れや使用量に関するデータを収集し、そのデータをクラウドに送信し、モバイル機器に対して通知やアラートを送信することでユーザーにさまざまな情報を与えるようになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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