UPDATE これは、どんな製品サイクルにも起こることだ。Microsoftが発売予定の詳細を隠しておこうと懸命の努力をしてきたにもかかわらず、あるオンライン小売業者が「Windows 10」と「Windows 10 Pro」のOEM版の価格やリリース日を明記し、先行予約の受付まで開始してしまった。
詳細情報を掲載しているのは、オンラインショップのNewegg.comだ。このサイトで、Windows 10を検索すると、発売予定の2種類の「OEM System Builder」パッケージが表示される。
ここに掲載された発売日が正しいと仮定すると、小規模システムビルダーは労働者の日(9月の第1月曜日)までにWindows 10にアクセスできることになる。しかし、値下げを期待していた人は、考え直した方がいい。これらの価格は、実は「Windows 8」と「Windows 8 Pro」の発売時の価格よりそれぞれ10ドル高い。
Microsoftはすでに、「Windows 7」「Windows 8.1」の正規版を使うユーザーにはWindows 10の無料アップデートを提供する計画を明らかにしている。正規版のライセンスを持たないユーザーに有償アップデートが提供されるのか、またPCを自作する人や仮想マシンにWindows 10をインストールする人に完全なパッケージが提供されるのかは明らかになっていない。
先日はMicrosoftのパートナー企業であるAMDが口を滑らせてから、Windows 10のリリースは7月末だと広く言われるようになった。これまでのプロダクトサイクルでは、製造工程向けリリース(Release To Manufacturing:RTM)からOEM製品の発売まではおよそ3カ月かかっていた。だが、今回明らかになった一連の情報が正しいとすれば、この2つのマイルストーンの間が1カ月に縮むことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。