静岡銀行は、スマートフォン用公式アプリ「しずぎんSTATION」によるバンキングサービスを8月3日より開始した。iOS版は8月17日から。同行に口座を持つ顧客はアプリを無料で利用でき、残高、明細を手軽に確認できる。中継サービスを提供するOKIが8月12日に発表した。
しずぎんSTATIONは、NTTデータの金融機関向けスマートフォンアプリ「アプリバンキング」を採用している。静岡銀行が3行目の導入とのこと。
NTTデータでは、アプリバンキングにおいて、地方金融機関向け共同利用型インターネットバンキングサービス「AnserParaSOL-Lite」と接続し、スマートフォンとの間の通信を中継するサービスとしてOKIの「EXaaS スマートバンキングサービス」を採用した。
EXaaS スマートバンキングサービスは、金融機関で稼働実績のあるOKIのウェブ中継サーバ技術を利用し、既存のインターネットバンキングサービスとスマートフォン、タブレット間の通信を中継することで、インターフェースの違いを吸収する。
これにより、金融機関は既存システムへの開発コストや影響を抑え短期間、低コストでスマートフォン、タブレットのアプリを利用した利便性の高いサービスを提供できるようになる。
また、同サービスは、OKIのクラウドサービスを利用することにより、短期間での初期投資を抑えたサービス導入と安心、安全、低コストでの運用が可能。金融機関での豊富な導入実績、既存システムへの影響の極小化、短期間、低コストでのシステム導入といった点が評価され、アプリバンキングに採用されたという。