Symantecは米国時間2月4日、非公開投資会社のSilver Lake Partnersから5億ドルの出資を受けると発表した。出資金は、自社株の買い戻しと、株主に対する4ドルの配当金支払いなどに使われる。
Symantecは、Silver Lakeによる今回の投資を自社の再建計画に対する信任投票として捉えている。Symantecは、自社株の買い戻し及び株主への利益還元プログラムの規模を55億ドルに拡大するとしている。また同社は、ストレージ事業を手がけるVeritasの売却による資金も活用し、配当金を増やすとしている。
また今回、Silver LakeのマネージングパートナーであるKen Hao氏がSymantecの取締役会に加わることも発表された。
Symantecは同日、2016会計年度第3四半期決算(1月1日締め)も発表した。第3四半期は利益が1億7000万ドル(1株あたり25セント)、売上高が前年同期比6%減の9億900万ドルだった。また非GAAPベースの利益は1株あたり26セントだった。
アナリストらは非GAAPベースの利益を1株あたり24セント、売上高を9億580万ドルと予想していた。
第4四半期の見通しについて、Symantecは売上高が8億8500万~9億1500万ドル、非GAAPベースの利益が1株あたり24~27セントになると見ている。アナリストらの予想では、見通しは利益が1株あたり25セント、売上高が9億170万ドルになるとされていた。
同社は、エンタープライズセキュリティ事業が次期会計年度も成長を続けると見込んでいる。Symantecはまた会計年度2018年末までに4億ドルの費用を節減することを目指している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。