シマンテック、Silver Lake Partnersからの出資受け入れを発表

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-02-05 10:20

 Symantecは米国時間2月4日、非公開投資会社のSilver Lake Partnersから5億ドルの出資を受けると発表した。出資金は、自社株の買い戻しと、株主に対する4ドルの配当金支払いなどに使われる。

 Symantecは、Silver Lakeによる今回の投資を自社の再建計画に対する信任投票として捉えている。Symantecは、自社株の買い戻し及び株主への利益還元プログラムの規模を55億ドルに拡大するとしている。また同社は、ストレージ事業を手がけるVeritasの売却による資金も活用し、配当金を増やすとしている。

 また今回、Silver LakeのマネージングパートナーであるKen Hao氏がSymantecの取締役会に加わることも発表された。

 Symantecは同日、2016会計年度第3四半期決算(1月1日締め)も発表した。第3四半期は利益が1億7000万ドル(1株あたり25セント)、売上高が前年同期比6%減の9億900万ドルだった。また非GAAPベースの利益は1株あたり26セントだった。

 アナリストらは非GAAPベースの利益を1株あたり24セント、売上高を9億580万ドルと予想していた。

 第4四半期の見通しについて、Symantecは売上高が8億8500万~9億1500万ドル、非GAAPベースの利益が1株あたり24~27セントになると見ている。アナリストらの予想では、見通しは利益が1株あたり25セント、売上高が9億170万ドルになるとされていた。

 同社は、エンタープライズセキュリティ事業が次期会計年度も成長を続けると見込んでいる。Symantecはまた会計年度2018年末までに4億ドルの費用を節減することを目指している。

Symantec決算

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]