JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)は3月17日、企業のマーケティング活動を支援するクラウドサービス「デジピタ」を5月末から提供すると発表した。税別料金は月額5万円から。
データクレンジングや名寄せといったデータ処理を自動化し、業務や入手経路が異なるデータを統合することで、顧客データベースの構築にかかる作業を省力化、効率化する。
また、同社が提供するクラウド型ビジネスインテリジェンス(BI)サービス「Smart BI」と連携することで、顧客の行動分析など効果的なマーケティング活動を支援するとしている。
あらかじめ用意された変換フィルタを使って形式が異なるデータフォーマットを自動変換したり、複数のデータ項目を突き合わせて名寄せすることで入手経路が異なる複数のデータを統合したりできる。
処理したデータは作業内容とともに記録、保管され、変更履歴を確認できる。クラウド上にデータを保管する場合は、データ保管領域としてオブジェクトストレージサービス「Amazon Simple Storage Service(S3)」の契約が別途必要になる。
次期版では、データを分割して個別の担当者を割り当てる機能も提供する予定。複数人で並行してデータの確認と修正を進めたり、互いの進捗状況を確認したりできるようになる。
デジピタの概要図(JBAT提供)