Bitdefenderは、複数のランサムウェアからユーザーのシステムを保護するワクチンソフトウェア「Bitdefender Anti-Ransomeware」を無償でリリースした。
ランサムウェアの被害が増加している。ランサムウェアとは、システム内のファイルを暗号化することでユーザーをシステムから閉め出し、解読するための鍵と引き替えに身代金を要求するというマルウェアだ。
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ランサムウェアの被害はユーザーにとって、そして医療機関をはじめとする基幹サービスにとって甚大なものとなる。このため、世界中の専門家らはそのまん延をくい止め、ユーザーのファイルを守るソフトウェアを開発するために日夜努力を続けている。
今回リリースされたツールは、Microsoftの「Windows」を標的にする「CTB-Locker」と「Locky」「TeslaCrypt」という、悪名高い3種類のランサムウェアに対抗するものだ。
CTB-Lockerは、「Windows 10」を標的とする最近のフィッシングキャンペーンでも検出されている。Lockyは多くの場合、悪意のある電子メールに添付されたWord文書のかたちでまん延しており、TeslaCryptは絶えず進化を続けているランサムウェアだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。