海外コメンタリー

会社に違和感、辞めるべき?10の症状チェックリスト - (page 3)

Jack Wallen (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-17 06:00

8: 上司を信頼できなくなった

 上司に対する信頼感の喪失は、極めて厄介な事態を招く可能性が高い。上司を信頼できなくなれば、上司の指示に従いたくなくなったり、上司に喧嘩腰で対応したり、上司の悪い噂を広めたり、仕事を放棄したくなったりするかもしれない。しかし上司に対する敵対的な態度は、最終的にはすべて自分に跳ね返る。度が過ぎれば懲戒処分を受けるか、最悪の場合は解雇される可能性もある。解雇された事実は経歴上の拭いがたい汚点となり、その後のキャリア形成に甚大な悪影響を及ぼすだろう。上司への信頼感が揺らいだら、即座に対処する必要がある。しかし、この問題への対処法が転職しかないという事態は、往々にしてあり得る。

9: 自分が何をしているのか分からない

 自分のスキルとまったく合致しない部署に配属されたり、自分のスキルをまったく理解していない上司の下に配属されたりすると、与えられる仕事が自分に向いているのか不安になり、あまつさえ自分が何をしているのか分からないという状況に陥る可能性がある。1週間ほど苦心惨憺しても事態が改善しなければ、採用の責任者と話し合いの場を設けて、その問題が解決可能なのか、他の会社を探すべきなのか明らかにする必要があるだろう。日々の仕事に追われて事態が手遅れになる前に、速やかに何らかの手を打つべきだ。

10: 例の虫が騒ぎ始めた

 例の虫とは、転職の虫だ。新しい職場で、新しい仕事にチャレンジしたくなったときに騒ぎ出す虫だ。この虫は、IT業界では珍しい存在ではない。多くの人は、同じ会社、同じ部署、同じ職務で何年も働いてきて、すべてがルーティンワークのように感じられると、新たなチャレンジに踏み出したくなる。テクノロジのプロフェッショナルは、チャレンジを欲しており、重大な問題を解決して会社を窮地から救い出す必要がある。プリンタのトラブルシューティングやOutlookのフォルダ整理など、些末なルーティンワークに追われる日々を送ると、テクノロジのプロフェッショナルは急速に正気を失い始める。正気を保てているうちに、今の職場から脱出しよう。

最後に

 ここまでに挙げた症状が一つでも当てはまる場合は、自分のキャリアを総点検するべきだ。とはいえ、すべての症状がすべての人に対して等しく深刻であるとは限らない。人によっては、特定の症状は我慢の範囲内だという場合もあるだろう。しかしいずれにせよ、現在の職場における自分の精神と感情の状態を把握しておくに越したことはないのだ。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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