オープンソースのウェブ開発ツールや言語、データベースを集めたソフトウェア群の新版「Red Hat Software Collections 2.2」と企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」でのアプリケーション開発の効率化を支援する「Red Hat Developer Toolset 4.1」の提供が開始された。
レッドハットが6月8日に発表した。それぞれ新たに追加されたソフトウェアは以下の通り。
- Software Collections 2.2
- データベース=MariaDB 10.1、MongoDB 2.6/3.2、PostgreSQL 9.5
- プログラミング言語=Node.js v4.4、Python 2.7/3.5、Ruby 2.3、Rails 4.2
- そのほか=Apache 2.4、Maven 3.3、Thermostat 1.4
- Developer Toolset 4.1
- GNU Compiler Collection(GCC)5.3
- GNU Project Debugger(GDB)7.11
- Eclipse 4.5.2
- Dynist(9.1)やSystemTap(2.9)
Software Collections 2.2とDeveloper Toolset 4.1は、限定されたアクティブなRHELサブスクリプションを購入するユーザーとパートナーが利用可能。Linuxコンテナを利用しようとしている開発者向けには、Software Collectionsの最も人気のあるものの多くがDockerファイルやDocker 形式のイメージとして利用可能で、後者はRed Hatカスタマーポータルで入手できる。
ほとんどのソフトウェア集やコンポーネントは3年間サポートされるため、Software Collectionsで構築されたアプリケーションは安心して実稼働環境に配備できると説明。RHEL 6/7とSoftware Collectionsで構築されたアプリケーションは、「Red Hat Enterprise Linux Atomic Host」や「 OpenShift」、Red Hatのコンテナアプリケーションプラットフォームにも展開でき、アプリケーションのポートフォリオにより多くの選択肢と柔軟性を与えるという。