Dellの親会社であるDenali Holdingは米国時間6月10日、2017会計年度第1四半期決算(4月29日締め)を発表した。売上高は前年同期比2%減の125億ドル、営業損失は1億6100万ドルだった。
EMCの買収完了に向けて資金調達を進めてきているDenali Holdingは8日、計32億5000万ドルのジャンク債を2本起債すると発表している。同社は株式非公開企業だが、債権所有者に向けて決算結果を開示している。
Client SolutionsとEnterprise Solutionsの両グループの売り上げは第1四半期に落ち込んだが、Dell Softwareグループの売り上げは横ばいだった。NTT Dataへの売却が決まっているDell Servicesなどの非継続部門の業績を反映し、Denali Holding全体の純利益は5500万ドルだった。業績は5月に同社が発表した予測に届かなかった。
部門ごとにみると、Enterprise Solutionsグループの第1四半期の売り上げは前年同期比2%減の36億ドルで、営業利益は1億9200万ドルだった。同社はEnterprise Solutionsの営業力の強化に投資していると述べている。Client Solutions部門の売り上げは前年同期比3%減の86億ドル、営業利益は3億8500万ドルだった。Dell Softwareグループの売り上げは前年と変わらず3億3400万ドル、営業利益は2800万ドルだった。
同社は売り上げのおよそ2.7%を研究開発に費やしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。