データアーティストは7月1日、ディープラーニングとワードエンベディングの技術を用いた「DLPO DMP」と「DLPO Ai」を発表した。同日から先行提供を開始し、今秋ごろから本格的にサービス提供を開始する予定。ランディングページ最適化(LPO)ツール「DLPO ACT」に加わった形になる。
同社はサイト訪問者が最初に訪れるページを工夫する取り組みであるLPO事業を軸に展開。DLPO ACTは、A/Bテスト、多変量テスト、ターゲティングでコンバージョンレート(CVR)を向上するLPOツールとして、大手ネット企業を中心に500サイト以上に導入されているという。
新たに提供されるDLPO DMPは、コンバージョンデータに特化したデータマネジメントプラットフォーム(DMP)。ページにタグを設置するだけで、サイトの内容を自動的に解釈、情報を整理して、興味の近いユーザーセグメントの自動構築とプロファイリングの見える化を可能する。サイト内のテキスト情報などの非構造化データを自動で構造化データに変換するために、ワードエンベディングなどの技術を用いているとのこと。
DLPO DMPの概要図(データアーティスト提供)
一方のDLPO Aiは、CVR最適化ツールで、ディープラーニングを用いた人工知能が世の中のトレンドや一般常識を事前に学習する。ユーザーの行動パターンから有効なカスタマージャーニーを自動で導き出し、人手や従来の機械学習では実施できない高精度なターゲティングを可能するとしている。
DLPO Aiの概要図(データアーティスト提供)