Microsoftのアップデートサーバは米国時間8月2日に、少なくとも30日間以上動作しているWindows 10に対し、「Windows 10 Anniversary Update」(バージョン1607)の提供を開始する。
アップデート対象のPCは数億台に上るため、このアップデートの配信にはしばらく時間がかかる可能性がある。
このアップデートはサイズも大きく、3Gバイトもある。ある程度の速度のハードウェアであれば、セットアップにかかる時間は短時間(30分以下)で済むはずだが、アップデートを延期したい場合もあるだろう。たとえばその時期に旅行中で、今は大きなアップデートに対応したくないということもあるかもしれない。あるいは、他の人の様子が見えてくるまでは、自分がアップデートを保留したいという人もいるだろう。
Windows 10のProエディションまたはEnterpriseエディションを使用している場合、少なくとも4カ月はアップグレードを遅らせることができる。これには、バージョン1511の場合、「設定」>「更新とセキュリティ」>「詳細オプション」で、「アップグレードを延期する」チェックボックスにチェックを入れればいい。このオプションを使用すると、使用しているPCは「Current Branch」(機能アップデートが一般にリリースされると同時に導入される)から「Current Branch for Business」に移行する。このオプションを有効にすると、通常のセキュリティアップデートを受けることはできる一方、大型アップグレードの適用を少なくとも4カ月遅らせることができる。ただしこれが通用するのは、MicrosoftがこのアップデートをCurrent Branch for Businessに提供すると決定するまでだ。
すでにAnniversary Update使用している場合、このオプションの名称は「機能の更新を延期する」に変わっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。