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みずほ銀行は8月15日、電通国際情報サービス(ISID)、野村総合研究所(NRI)と連携し、「Facebook bot」を活用した新コミュニケーションサービスと「Amazon Echo」を活用した新バンキングサービスに関する実証実験を、米シリコンバレーで実施したと発表した。
実証実験は、ウェブ、アプリ(Apps)に続く、次世代のインターネット基盤として注目されているAI(人工知能)を活用した次世代のチャネルコミュニケーション方法CUI(Conversational UI)に関するもの。顧客と対話形式で金融情報を案内したり、各種金融サービスを提供したりするという。
実証実験にあたっては、みずほ銀行、NRIとISI-DENTSU OF AMERICAが現地でプロトタイプを開発したほか、CUI分野の先駆的スタートアップ企業であるChatCenter iOを提供する米AppSocially、シリコンバレーを拠点に世界50カ国1500社以上に出資するベンチャーキャピタル500Startups、大企業のオープンイノベーションを推進するベンチャーキャピタルWILなどの協力も得て実施したとのこと。
実証実験の概要は以下の通り。
Facebook botはFacebookが開発・提供している自動応答のサービスで、人工知能を活用してテキストなどで入力した情報を、解析・処理し、最適な内容を回答する。
実証実験では、みずほ銀行ホームページ上でFacebook botのチャット形式による自動応答機能を活用、新規口座開設などの手続について、顧客に案内するプロトタイプ(Chat bot)を開発。既にサービス提供中の有人チャット「みずほMessenger」に接続して利用も可能とのこと。
Amazon EchoはAmazonが開発・提供している音声を介したコミュニケーションサービスで、日本では未発売だが米国では2015年6月より一般販売開始となっている。音声で話しかけると、音声をテキスト情報に変換し、人工知能が情報を解析・処理し、最適な内容を音声で応答する。
実証実験では、このAmazon Echoとみずほ銀行のスマートフォン向け「みずほダイレクトアプリ」を連携させ、音声による操作で、預金口座の残高照会などを実施可能なプロトタイプを開発した。第一弾として、日本からの米国出張者向けのサービス展開などを構想している。
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