調査

ITインフラの運用をソフトウェアで効率化--IDC Japan

NO BUDGET 2016年09月07日 07時00分

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 IDC Japanは9月6日、国内ストレージソフトウェア市場の2015年の実績と2020年までの予測を発表した。2015年の国内ストレージソフトウェア市場全体の売上額は915億9300万円で、前年比成長率は2.3%のプラス成長となった。

 また、2015年~2020年の平均年間成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は2.1%、2020年の市場規模を1015億7400万円と予測している。


国内ストレージソフトウェア市場 売上額予測(2015年は実績値、2016年以降は予測) (IDC提供)

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 ITインフラの運用をソフトウェアの導入によって効率化、自動化しようとする流れは継続しており、ストレージ運用についてもユーザーが高度なソフトウェア機能を利用する機会が増えている。一方で、ストレージベンダーの販売戦略としては、ソフトウェアの標準バンドル、無償化が進んでおり、国内市場の売り上げ規模は低成長傾向となっている。

 この低成長のストレージソフトウェア市場にあって急速に規模を拡大しているのが、Software-Defined Storageコントロールソフトウェア市場だ。新興ベンダーの動きを追うように大手ベンダーも製品を投入しており、まだセグメントとしての売上規模は小さいながら、メインストリームに向かって確実に歩を進めている状況にあるという。

 2015年の国内ストレージソフトウェア市場におけるベンダーシェアの上位には、第1位EMC、第2位ベリタス、第3位IBMの3社が前年に引き続きランクインした。この3社の売上成長率は市場全体の数値を上回っており、下位との差が開いた状況にある。なお、これらの上位ベンダーについては、大規模ユーザーを中心顧客として課題解決型のセールスを展開しているという共通点が指摘されている。

 同社エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は、以下のように分析している。

 「ストレージソフトウェアの需要面では、ストレージ管理の迅速性、経済性、安全性をいかに高めるか、ソフトウェアに求められる役割は今後ますます重要となる。しかし、その一方で、運用の簡素化を訴求点に市場浸透を図るオールフラッシュアレイの影響により、ストレージソフトウェアのスイート化、標準バンドル化は一層進むであろう。そのため、機能面での要求の高まりに反し、売上規模は低成長となる」

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