米Tripwireは8月25日、「Black Hat USA 2016」(7月30日~8月4日開催)に参加した220人超の情報セキュリティプロフェッショナルに対して行った、IoTデバイスのセキュリティリスクに関する調査の結果を発表した。それによると、IoTデバイスに関連するセキュリティ上のリスクに対して備えがあると回答した企業は30%にとどまり、企業ネットワーク上のIoTデバイスの数を正確に把握している企業は、わずか34%だった。同社日本法人が8月31日、抄訳で伝えた。
Q:あなたの会社は、IoTデバイスに関連するセキュリティリスクに備えていますか?
Q:あなたの会社はネットワーク上のIoTデバイスの数を正確に把握していますか?
コネクテッドデバイスは、Ciscoの調査によると2020年までに500億台に達すると予想されている反面、Arbor Networksが行った調査ではDDoS攻撃の規模と頻度が増大した理由の一端にコネクテッドデバイスの増加があるとされるなど、セキュリティリスクも増大させることとなる。
その他の主な調査結果は以下の通り。
- 回答者の78%が、IoTデバイスが武器としてDDoS攻撃で利用されることを懸念
- 回答者の47%は、企業ネットワーク内のIoTデバイスの数が2017年には30%以上増加すると予測
- 自社を脅かすセキュリティ上の脅威トップ2にDDoS攻撃が入ると考えている回答者はわずか11%
Q:IoTデバイスが武器としてDDoS攻撃で利用されることを懸念していますか?
Q:2017年には、あなたの会社のネットワーク上でIoTデバイスの数がどの程度増えると思いますか?
Q:あなたの会社を脅かすセキュリティ上の脅威トップ2は何ですか?