調査

ユーザー間ファイル転送市場は5年で倍増へ--ITR

NO BUDGET 2016年10月12日 18時55分

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 ITRは9月15日、国内のユーザー間ファイル転送市場規模推移および予測を発表した。調査は、同社が発行した市場調査レポート「ITR Market View:ファイル共有・転送市場2016」に向けて行われたもので、ファイル共有市場、ファイル転送市場、ファイルサーバ可視化市場の国内全40ベンダーへの調査に基づく予測となっている。ユーザー間ファイル転送市場の2015年度の売り上げ金額は前年度比19.2%増の約31億円となった。

 市場の大きな成長は、一部機能が重複するオンラインファイル共有製品・サービスとのすみ分けができており、ほぼ全てのベンダーで伸びが見られたことことに加え、市場に影響力のある上位ベンダーが10ポイント以上伸びたことが要因という。


ユーザー間ファイル転送市場売上金額推移および予測(提供形態別)

 これまで多くのユーザーが電子メールの添付ファイルやUSBメモリなどの記録媒体で実施していたデータの授受においては、ファイルサイズ、コスト、時間、セキュリティリスクなど、さまざまな制限・制約を超えたファイル受け渡し手段として、ファイル転送製品の導入が進んでいる。

 ファイル転送製品をエンジンとして利用し、その大容量対応や高速性を生かした新しいサービスが立ち上がるなど、需要を下支えするような動きも見えつつある。これらのことから、パッケージ、アプライアンス、SaaSを合算した市場のCAGR(2015~2020年度)は15.3%と予測しており、2020年度の市場規模は2015年度のほぼ2倍になるとITRでは見ている。

 一方で、比較的容量の小さいファイルや、さほど高速性を必要としない受け渡し、またはそれほど機密性の高くないファイルの受け渡しでは、オンラインファイル共有製品の機能で実行できるため、ファイル転送専用製品としての優位性(高速性や信頼性など)を担保できない製品は、比較的低コストでの導入が可能なオンラインファイル共有製品によって淘汰される危険性をはらんでいるとした。

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