テクマトリックスは11月4日、ファイルを自動で無害化する「Votiro Auto Agent for FileZen」を12月から販売開始すると発表した。
Votiro Auto Agent for FileZenは、インターネット接続環境などの外部から入手したファイルを自動で無害化し、総合行政ネットワーク(LGWAN)への受け渡しを可能にする。
総務省の自治体情報システム強靭性向上モデルでは、LGWAN接続系ネットワークとインターネット接続系ネットワークを分離し、それぞれのネットワーク上に設置されたシステム間で通信する際は、ウイルスの感染のない無害化通信を図ることが提唱されている。
Votiro Auto Agent for FileZenの概念図(テクマトリックス提供)
Votiro Auto Agent for FileZenは、安全なファイルの受け渡しや上長承認などを実現するソリトンシステムズ製のファイル転送システム「FileZen」と、Votiro製のファイル無害化ツール「Secure Data Sanitization」(VOTIRO SDS)を自動連携して無害化通信を実現する。ファイル無害化処理の運用の煩雑さを解消し、安全にやり取りできる仕組み作り、ポリシー策定などを容易に実行できる。
税別価格は40万円。年間保守価格が6万円。なお、Votiro Auto Agent for FileZenの価格は、ファイル無害化ツールVOTIRO SDSの製品ライセンスのコア数に応じて設定される。