グーグルのDeepMind、AI訓練プラットフォームをオープンソース化

Stephanie Condon (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2016年12月06日 11時29分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 人工知能(AI)の発展に寄与している2つの機関が、自社のAI訓練プラットフォームを開放することになった。汎用人工知能の開発に役立てることが狙いだ。

 Alphabetの人工知能部門であるDeepMindは米国時間12月5日、「DeepMind Lab」をオープンソース化することを発表した。DeepMind Labは、エージェントベースのAI研究のための3Dゲームのようなプラットフォームだ。

 一人称視点から観察される(DeepMind Labのような)3D世界では、汎用の人工知能、つまり事前にプログラミングしなくても、変化する環境に適応して稼働できる能力の開発が容易になるはずだとDeepMindのチームはブログで説明している。

 DeepMind Labのエージェントは浮遊する球体の形の「身体」を持ち、スラスターによって浮揚したり、動いたりする。同プラットフォームで行われる研究の焦点はナビゲーション、メモリ、一人称視点からの3Dビジョン、運動制御、プランニング、戦略、時間だ。ユーザーはGitHubを介して、新しいレベルをDeepMind Labに追加することができる。レベルは、ゲームプレイのロジックや報酬スキームなどの機能などでカスタマイズすることが可能だ。


 Elon Musk氏やAmazon Web Services(AWS)などが支援する非営利のAI研究機関OpenAIも、「Universe」をリリースすることを発表した。Universeはさまざまなゲームやウェブサイト、アプリケーションで汎用人工知能を訓練するためのソフトウェアプラットフォームだ。Universeはあらゆるプログラムを、「Gym」に対応する訓練環境に変えることができる。Gymは強化学習アルゴリズムを開発および比較するためのOpenAIのオープンソースツールキットだ。

 Universeでは、エージェントが画面のピクセルを観察して、キーボードとマウスで命令を出すことによって、リモートデスクトップを操作するとOpenAIのチームは説明している。UniverseはVNCリモートデスクトップを使って操作する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算